「3.個性的な出版社」 2005年03月22日
十月舎は、“人間と性”にかかわる教育と文化の出版社として1998年10月に設立された、まだ若い出版社です。出版されている本の内容はそのテーマ通りのもので、性教育に関するものが多く、あわせて、虎井まさ衛さんの性同一性障害に関する本があるのが特徴的です。
小社は「ヒューマン・セクシュアリティ」を旗印に、学校教育の中の子どもたち向けの性教育書だけでなく、大人に向けてのセクシュアリティ教育、またセクシュアル・ライツ(性的人権)、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)、セクソロジー(性科学)、ジェンダーフリー、エイズ教育など“人間と性”にかかわる幅広いテーマの教育書・文化教養書の出版を目指しています。
このように語る十月舎では、性教育、セクシュアリティ(性と生)教育の重要性を踏まえた出版が鋭意、続けられています。
現時点で目立つのは、やはり親や教師向けの本です。『性教育・3分間スピーチ99例』といった実践的なものは、当時としてはありそうで無かったスタイルの本と言え、十月舎の方針が具体化されている好例と言えるでしょう。
そして、『ピルと避妊と性の教育』をはじめとする、大人向けの「トーク&トーク」シリーズも良書ぞろいで、十月舎に対して、山椒は小粒でピリリと辛いといった印象を持ちます。
その点、ウェブサイトの更新が止まっている模様なのが残念です。年に数冊ずつの出版書籍は、どれもコンセプトが明確なものばかりですので、今後の活動に期待です。
書籍ライブラリの中から「十月舎」の本を何冊か紹介します。
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