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フツーの人から性癖のある人まで、それぞれの、これが私の“イケる”道! 老若男女問わず、様々な性癖を持つ人々の性生活を、根掘り葉掘り聞き出した! デイリースポーツに好評連載された「性紀末白書」を単行本化した、世紀末ニッポンのSEX事情ドキュメント。
抄録(「電子書店パピレス」より)
工業デザイナーの安藤亨氏(仮名=39)は、しばしば自宅で会員制の乱交パーティーを開いている。口コミなどで集めた会員は100人にものぼり、そのうち女性が過半数を占める。
「パーティーは、自分の趣味でやってます。お金にはなりませんよ、赤字です。でも人を集めてワイワイやるのが好きなんで。美人の女性や好みのタイプとセックスしたいだけなら風俗に行ったほうが早いけど、ウチのパーティーにはそれとは違った面白さがあるからね。ウチの女性会員はホントに一般の人だけで、雇ってるわけでもお金渡してるわけでもない。男も女も、皆エッチが好きで、ヤリたくて来てるんだから。ウチは女性会員のほうが積極的ですよ。前後の穴に入れられながらフェラして両手に握りたいって人もいれば、ウチにSMの道具をストックしている人もいる。最近はレズ希望者も増えてきたね」
『乱交パーティー』――語彙としては知っていても、じつは興味津々でも、その実態を理解している人は少ないのではないだろうか。この種のパーティーは都内及び近郊、地方都市でも定期的に行われているが、内容はカップル単位で参加するスワッピングパーティーから売春まがいの会までさまざまだ。
スワッピングパーティーはあくまでもマニア同士の集まりで主宰者も同様にマニアであるケースが多い。よって会は実費で運営されるし男女の立場も対等だが、単独男女主体の会はカップル限定の会に比べて営利に走る傾向が強い。と言うより、ほとんどが営利目的と言っても差し支えないだろう。
つまり女性を雇い、男性からは高額な参加費を徴収するのである。当初は純粋に趣味の会としてスタートしても、女性が集まらなければなし崩し的に売春パーティーへと変質してしまうこともある。こうなると夕刊紙の三行広告でおなじみの『大人のパーティー』に限りなく近づいていき、当局とお付き合いするハメにもなりかねない。
その中にあって、安藤氏のパーティーは例外中の例外。スワッピング歴10年の彼にしてはじめて成し得た偉業と讃えるべきであろう。
「この世界に入って長いから、人よりはちょっと多く経験してるかもね。スワッピングクラブに通い始めたのは10年ぐらい前。たまたま見つけたスワッピング雑誌を見て、当時付き合っていたガールフレンドと『行ってみよう』ってことになってね。僕が処女から育ててエッチ好きにしちゃった子だから、興味あったみたい。取りあえず、のぞくだけでも行ってみようと。そうして行ったスワッピングクラブのオーナーが、偶然僕の仕事上の知り合いだったの。でも大人はほら、昼と夜は区別するものでしょ。そのへん僕はサバけてるからね、割り切って楽しんじゃおうと思ったわけ。向こうも僕を遊ばせてくれようとして、いろいろセッティングしてくれたしね。けっこう楽しませてもらって、彼女も満足した。それで、こういうのも面白いなと思い始めたの」
「この世界で考えられるプレイは全部やったと思うよ。クラブで知り合ったご夫婦の奥さんとデートして、エッチした時のテープをあとでダンナさんに聞かせてあげるとか、女性が望めば軽いSMなんかもしましたよ。僕はサービスするのが好きだから。舐めるのなんか大好きよ、昔から。舐めてあげて感じてくれないと、もうセックスしたくない。フーゾクみたいに、自分はただ寝ていて全部やってもらうなんてのは大っキライ。いや、自分が最近元気ないから、口と手でごまかそうとしてるのかも知れないけど(笑)。あとは、男性が50代で奥さんが23歳のご夫婦と知り合って、奥さんとふたりきりで旅行に行ったこともあるよ。それはホントの恋人同士みたいに過ごして、セックスもすごく充実していた。露出とかアナルが好きな子でね、そのときに本格的なアナルプレイを覚えたの。僕けっこう、なんでもこいなのよ。この世界じゃ、『どこ行ってもどんな状況でも立つ人』ってことで有名だったんですよ。いちばんすごかったのは、女性5人と僕ひとりの6P。ある夜、スワッピングクラブにカップルが5組集まったんだけど、僕以外の男性が全員立たなくてリタイア。じゃあってことで、女性5人、並べてヤリましたよ。鶯の谷渡り! あれはサイコーだったね。5人いっぺんに頭のてっぺんからつま先まで舐めてもらって、3人がかりでフェラしてもらって。で、横にいる女性を触るんだけど誰だかわかんないの。1時間半くらいヤリ続けたよ」
AV男優も真っ青の絶倫ぶり。が、そんな『達人』にも失敗談はある。
「最近わかったんだけど、僕、母乳を見ると感じちゃうんですよ。こないだ3Pしたときに、相手の女性が『まだ母乳出るんですよ』って見せてくれたのね。その途端、アタマ真っ白になっちゃって、ガンガン突きまくってやる前に口だけでイカされちゃった。ほんの1分で! 母乳が出るシーンをナマで見た経験がないから、すごく神秘的でね。イカされるつもりなかったのに、ああ気持ちいいな……と思った瞬間にイッちゃった。あれは失敗だったな。自分にはフェティッシュがないと思ってたんだけどね。あと、妊娠してる女性にも興味あるなぁ。だって僕はゼッタイ妊娠しないからね」
著者について。山瀬 よいこ(やませ よいこ)
1970年生まれ。エロメディア好きが高じてとうとう仕事にしてしまった天然エロライター。ルポやインタビュー、官能小説を始め、イリーガルすれすれのAV解説やアヤシイ風俗潜入までこなす器用ビンボーな16歳(心は)。
はじめに
【第1部】 フツーの人のいろいろな性
お嬢さまはネット不倫に夢中 堀田ゆかり(22歳)=デザイン事務所勤務
テレクラで人妻をゲット 田崎仁(49歳)=会社員
欲望のパストール――乱交パーティー主宰 安藤亨(39歳)=工業デザイナー
我かつてアルカディアに在りき 須藤孝宏(49歳)=会社員
男だって灰になるまで 水上英(76歳)=無職
夢の人――自作ポルノでオナニー三昧 飯野良次(42歳)=フリーター
熟れ過ぎたサクランボ 田川一彦(26歳)=会社員
その気にならない理由 伊藤美香(24歳)=OL
タブーを棄てた結婚生活 吉岡まさる(36歳)=会社員
【第2部】 妻たちの秘めた性
若奥様の秘かな悩み 須田真理絵(30歳)=主婦
翔んでる女王様 吉池亜季(29歳)=主婦
AV男優の追っかけ 増田かおり(20代)=主婦
女の一生――中年主婦の冒険 葉月(41歳)=主婦
【第3部】 フェティッシュな人々
戦うオンナたちに向けられる欲望 三村芳和(29歳)=会社員
パンストを穿いた脚が大好き 村上輝(30歳)=ビデオ制作
ミラクル・リング 的場ひろし(40歳)=フリーター
おねえさんといっしょ 井原元基(30歳)=会社員
母の脚――ストッキングへの妄執 鈴木順(38歳)=医師
【第4部】 恋はジェンダー・フリー
クローゼットのゲイ 森田篤志(29歳)=会社員
女性版ドラッグクィーンのゴージャスな日常 Joe(24歳)=アーティスト
ジェンダーのはざまで 友祐(20歳)=アルバイト
傷ついた女王蜂 乱丸(23歳)=無職
【第5部】 SM・スカトロの性癖
ナンパの極意とアナル 益田光宏(31歳)=営業マン
真性M女は針治療がお好き 新実ちあき(28歳)=医療機関勤務
エグゼクティブの秘かな愉しみ 横田道夫(52歳)=会社員
オタク美少女の冒険 松野リコ(20歳)=求職中
支配と被支配の関係 宮城綾子(28歳)=OL
【第6部】 アダルトの求道者たち
レズ&スカトロの女王 三代目・葵マリー(20代後半)=女王様
週末はAV女優 三橋ゆかり(22歳)=OL
自分の性癖を探して 下関マグロ(39歳)=ライター
糞尿礼賛 マルキドサドル(35歳)=AV男優
アダルトビデオ出演でレズ初体験 マリ(19歳)=専門学校生
ヒミツの副業――アダルト雑誌の舞台裏 黒川テツ(31歳)自営業
「AVさん」と呼ばれて 原田麗子(30代前半)=AVストリッパー
【第7部】 性の国際交流
東洋人がスキ ジェフリー(41歳)=会社員
東欧系の女性をこよなく愛す 松井明彦(29歳)=書店経営
さまよえるイギリス人 リチャード(21歳)=音楽プロモーター
猛獣使いのM嬢 水口真理(21歳)=学生
二人の彼が好きで クリス(23歳)=通訳
イスラム教徒の破戒 ニアーズ(30歳)=工員
あとがき