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SEXを生殖から限りなく遠いところで楽しむSM。その行為とは一体何? ムクムクと湧き上がった疑問を解消するべく、SMクラブで働く女性約100人に体当たりの取材を行った! SM嬢たちのちょっと信じられない話にビックリ仰天の連続。そんな驚きの出来事が日常になっている、未知の“SM界”をこっそり覗いちゃおう。
抄録(「電子書店パピレス」より)
1
オナニーを見てほしいというM男は多い。
しかし、野外プレイを希望し、人が通るところで露出し、オナニーをしたいという男は、もはやM男というよりもただの変態さんだ。
綾さん(28)のところへやってきた25〜26歳の真面目そうなサラリーマンが、この趣味の持ち主だった。
「何もしないでいいから、そこでボクをじーっと見ててほしいっていうの。こんな楽なM男はいないと思って、いうとおりにしていたら、窓をあけてもいいかっていい出したの。プレイルームの窓は、あけるとすぐ外の道路に面しているから、どうしようかなと思ったんだけど、ま、ちょっとならいいだろうと、許可を出したの。そしたらこの男、ベランダに出て、外に向かってオナニーを始めたの。SMクラブって、同じマンションの住人とか隣近所から警察へ『ヘンなことしてる』って通報されることを極端に警戒しているでしょう、ちょっとあせったわ。スグに終わるかなと思っていたのに、こいつ、なかなか終わらないし。それで『そんなに人前でしたいんだったら、近くの公園へ行こう。そこでやれば』っていうと、このM男、うれしそうな顔になって『一緒に行ってくれますか』っていうの。いい出したのはわたしだし、しょうがないから、2人して公園へ出かけたわよ。ベンチに腰をおろすと、こいつは、そこで下半身丸出しにして、オナニーを始めたの」
もちろん、人は通る。
露出狂だから、人が通るとうれしくなるのだろう。この変態さん、声をあらげ、通行人にわかるようにせわしなく手を動かしつづけた。
「そりゃ、恥ずかしかったわよ。通行人にしてみたら、そんな変態と一緒にいるわたしだって、絶対に変態に見えるからね」
2
Mプレイの中に、女装プレイというのがあるくらいだから、女装がしたいというM男はさして珍しくない。
しかし、女装をし、身も心も女になりきられると、相手をする女王さまもビックリ仰天してしまう。
エルザさん(23)をあきれさせた、自称チンコさんの話。
40代前半のこの男、ネクタイに背広姿が一見男っぽく、一部上場会社の中間管理職という感じだった。
ところが、シャワーを浴びて出てきたとたん、エルザさんはぶったまげる。
顔に薄化粧をし、バラ柄のパンティーとブラジャー姿であらわれるや、この男(?)、
「ねえ、わたしのこと、チンコと呼んで」
と、オネエ言葉を使い、女のようなシナをつくって、床にペタッと座り込んだのだ。
そして、つづいて、
「初めてお会いするのに、お恥ずかしいわ。わたし、今日、生理になっちゃったの」
わけのわからないことをいい始めた。
見れば、パンティーの下には、ナプキンがあてがわれているではないか。
「こういう日って、わたし、オナニーしたくなっちゃうのよね」
こういってチンコさんは、鏡の前へにじり寄り、パンティーの上に手をそえ、
「あー、何だかヘン。あー、チンコ、とってもヘンな気分。あーっ、あっ、あーっ」
自らの姿を鏡に映し、悶え始めた。
「それはもう完璧に女のするオナニーで、パンティーの上から中心部をこすりつけ、決してペニスには手をかけないの。声も女以上に女っぽくて、わたしにレズっ気があったら、手を出しちゃったんじゃないかと思うほどの色っぽさだったわ」
腰をグラインドさせえんえん30分、チンコさんは、エルザさんの前で生理日のオナニーをやりつづけ、
「あーん、イク、イク、イクーッ」
のときには、カラダをえびぞらせ、足を硬直させた。
終わると、これまた女っぽく、額の汗をぬぐい、
「あー、頭が真っ白になっちゃったわ」
と、エルザさんに流し目を送って、恥ずかしそうに微笑んだ。
「その間わたしは、ただただあきれて見ていただけ。それにしても、女以上に女っぽいこんなオナニー、いったいどこでおぼえたのかしらね」
このチンコさん。再びシャワーを浴びて出てきたときには、それまでが嘘のように男っぽい顔になって「帰る」とひとこといって、何もなかったように帰っていったという。
はじめに
1話 これがわたしたちの“ご主人さま”
2話 ドレイ志願の男たち
3話 変態さんの大行進
4話 物語の狂宴
5話 女王さまのホンネ
6話 女王さまのひそかな愉しみ
7話 M女のヒミツ、教えてあげる
8話 憑(と)りつかれた女たち
9話 初めてのSM体験
10話 ソボクな疑問にお答えします