今の世の中、セックス未経験者であってもメディアを通じて色々な“情報”を見聞きしていることでしょう。しかし、それらの情報は往々にして刺激的で興味本位なものとなりがちです。まあ、AVや写真雑誌は視聴者や読者を性的に興奮させることを目的としているので、過激なものとなっているのは当然と言えば当然です。
とは言え、未経験者がそういった情報にばかり触れているのは良い状況とはいえません。なぜなら、そういった情報には「パートナーとの信頼関係」や「コミュニケーションとしてのセックス」といった視点が欠けている場合が多く、実は世間のカップルの本当にリアルな姿が反映されていないと言えるからです。
「セックスの最後には女性の顔に射精するものだと信じていた」という男の子の話は、AVの弊害と性教育の不備を指摘した笑えない笑い話として有名ですが、そこまで行かずとも「初体験で最後まで(挿入〜射精)出来たカップルは少数派」という事実を知らない人は多いのではないでしょうか?
未経験の男性も女性も世間の男女の本当の“リアル”を知ることによって、知らず知らずに凝り固まっていた思い込みやプレッシャーから自由になることが、この先のパートナーとのセックスコミュニケーションを豊かにする近道だと思います。
これを読んでいるセックス未経験のあなたに先ず読んで欲しいのは、興味本位で刺激的に書かれた類の本や映像ではなく、セックスの現実を体験してきた先輩からの“ありのままの話”です。「初めてのSEX―あなたの愛を伝えるために」はセックスのありのままを知る最初の一冊として男女を問わずおすすめ出来ます。著者の河野美代子さんの他の本も、あなたに真実を包み隠さずに教えてくれ、相手への思いやりと正しい知識の大切さを知ることが出来ますので、そちらも一読をおすすめします。
同様に、現役の公立中学校の養護教員である著者が、ひとりの先輩女性として優しく的確にアドバイスしてくれる「「せのつくはなし」生理とセックス」は、思春期の女の子のからだに関するあらゆる情報が掲載されています。セックスとどうむきあうかということについて悩む中学生の女の子に読んでもらいたい本です。
そして、セックスをするに際して忘れてはいけないのは「避妊」と「性感染症」のことです。年が若かったり経験が浅いと避妊をおろそかにし勝ちですが、お互いに性のことをしっかり話し合えるような関係を持ち、相手の心と身体を思いやることを今一度思い起こして欲しいと思います。「ティーンズ・ボディーブック」は、そんな「心と身体の理解」の助けになってくれるでしょう。
「LOVE・ラブ・えっち―知ってるようで知らない安全な"Hのこと"オシエマス」は、中学生・高校生の性の素朴な疑問に、現場を知る産婦人科の女の先生と、泌尿器科の男の先生がQ&Aで答えてくれます。はじめてのセックスを迎える前に、素朴な疑問、しかし未経験者にとっては深刻な疑問を解消しておきたいものですね。もちろん避妊や性感染症についても触れられています。きっと“知ってるようで知らないこと”をあらためて知ることが出来ると思いますよ。
最後に、番外編として「ふたりエッチ Step up sex マニュアル」を紹介します。マンガ「ふたりエッチ」とは、童貞と処女のままお見合い結婚してしまったエッチの初心者の真(まこと)と優良(ゆら)が、「本当の夫婦・愛ある性生活」を目指してH修行の日々を重ねていく大人気作品です。「最高のラブを夢見る人のバイブルになれば」と、著者が真剣に正面からセックスを考えて書かれた本作は、未経験者には正しい知識を、カップルには豊かなセックスを育てるための力をそれぞれ与えてくれることでしょう。
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