現代において、女性にとって下着とは特別な意味を持つものと言えますが、その“意味”とは何か、そしてどのような文化的、歴史的過程を経て女性の下着が特別なものとなって行ったのか、そんな「下着の不思議や疑問」について考察した本を集めました。
「パンツが見える。―羞恥心の現代史」
白木屋事件を導入に、ズロースの普及、スカートファッションの発展とミニスカートの登場、また、男性の性的な視線と女性の意識のズレについて、当時の新聞や写真などの資料を駆使しつつ考察して行きます。そうして、“スカートの下の劇場”という概念に到達して行く20世紀日本の“パンツの歴史”が描かれています。
「スカートの下の劇場」
ひとはどうしてパンティにこだわるのか?なぜ性器を隠すのか?女はどういう基準でパンティを選ぶのか?セックス・アピールかナルシシズムか?女と男のナルシシズムはどう違うのか?―女と男の非対称性に深く立ち入り、セクシュアリティの本質を下着の歴史を通してあざやかに描ききって大きな反響をひきおこした、セクシュアリティの文明史。(「BOOK」データベースより)
「図説 ドレスの下の歴史―女性の衣装と身体の2000年」
豊かな胸に豊穣の祈りが込められていたクレタ文明、大きく開けたデコルテの美しさを競ったロココ、ブラジャーを焼き捨てたウーマンリブ…。女性を彩り、形作ってきた下着は時代を映していた。欲望と身体の歴史。(「MARC」データベースより)
「鴨居羊子―私は驢馬に乗って下着を売りにゆきたい」
「なにかを創造する立場になりたい」と、新聞記者を務めた後に下着デザイナーへと転身。下着を通じての女性解放運動を進めた鴨居羊子の自伝的作品。三一書房1973年刊「わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい」の改題。 (「MARC」データベースより)
「下着の文化史」
本書は、紀元前3000年頃のシュメール文明の時代から始まるとされる下着の歴史を、各時代の文化踏まえながら追跡して行く試みです。各時代において下着が果たした役割や、持たされたイメージ、そして機能性にファッション性が加えられてゆく様子や、その主従関係など、下着を文化史として俯瞰した総合的な歴史書であり、大変興味深い内容になっています。
「すべてはガーターベルトから始まった」
大人の女のまとう下着は、健全で豊かなセックスのための小道具。下着は、男と女が目的地にたどりつくための愉しみの寄り道。自らの経験を交えて語る、魅力的な女性と下着の話。 (「MARC」データベースより)
「コルセットの文化史」
本書は、コルセットにまつわる精神史であり、文化史であり、また、モノとしてのコルセットの魅力を扱った本として、極めて個性的な本になっています。巻末に20ページほどの資料が付属していますが、この内容は「コルセットを実際にオーダーして装着する」「コルセット関連語彙集」「コルセット・サイト」「コルセットショップとコルセティエ」「参考文献」となっており、ここにも本書の特徴が表れています。
「下着の誕生―ヴィクトリア朝の社会史」
本書は、現代的な下着の誕生を、ヴィクトリア朝の社会の様々な出来事との関わりの中で追っていきながら、身体観の変容、また、それに伴う身体それ自体を肯定・強調する美意識の形成の過程を考察しています。本書は、6つの視点から眺めた、ヴィクトリア朝時代の社会史と捉えることが出来るでしょう。
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