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著者によると、実際にセクハラで訴えられている人たちの多くは、いわゆる社会的地位のある「紳士」と見なされている人達とのことです。そして、地位が高いだけにプライドも高く、セクハラの落とし穴に自分だけは落ちないとなぜか確信し、セクハラとは何かという知識のかけらさえ得ようとしない人が多いということを嘆いています。
本書は、これまでにあった「企業のセクハラ対策マニュアル」とは違って、セクハラを一人ひとりの個人の問題としてとらえ、男女共に不幸な目にあわないためにどうすれば良いのかについて、弁護士としての経験を大いに踏まえ書かれています。
また本書は、「ほんの少しの自覚と注意さえあれば防げたはず」と思われた数々の事件を見つめてきた、そんな著者の悔しさが込められたメッセージでもあります。
「セクハラには予防に勝る対策はない」ということがとてもよく実感でき、職場を越え、職業人を越え、ひとりの男性としての意識向上につなげて行ける良書と言えます。
女性が本書を読まれると、そこに書かれている事例や解説からにじみ出ている“男社会の常識”に抵抗を感じられるでしょう。それはしかし、現在の社会はそれらをあらためて指摘できる程には改善・向上してきている、という表れと捉えることも出来るのではないでしょうか。
セクハラと個人というテーマで書かれた対策マニュアルとして、本書はおすすめ出来ます。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
「セクハラ」が自分と無関係だと信じている全国サラリーマン、必読。ナンセンスな悲劇を生み出す、男と女の意識のズレ。
内容(「MARC」データベースより)
軽く食事を誘う、容姿をほめる…。女性部下や同僚への社交辞令のつもりが、何故かトラブルのもとに? 見分けにくい「セクハラ・ボーダーライン」を分かりやすく解説。ビジネスマン必読の一冊。
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第1章 「普通の男」がセクハラで失墜するまで―セクハラの常識と最新知識
第2章 事件ファイル―横暴、不倫、軽口、冤罪
第3章 グレーゾーンにご用心
第4章 あなたがセクハラで訴えられてしまったとき
第5章 法律から見たセクハラ
第6章 セクハラ用語集
第7章 セクシャル・ハラスメント加害者にならないための十ヵ条―懲戒、失職、高額損害賠償、家庭崩壊の源を断つ術