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出版社/著者からの内容紹介
治療経験者が語る〈光と影〉
「いのちの誕生」が揺れている!代理出産、卵子の若返り、多胎と減数手術、クローン技術の応用。ルールなきまま進歩する医療技術と、子どもがほしい夫婦の心のはざまを問う。海外に出かければ……
――いま、国内では認められていなくても、米国をはじめとして海外にいけば、かなりのことが叶う時代になった。それを斡旋する団体もある。卵子や精子も、ある程度までなら患者の「希望」が満たされる。代理出産も可能だ。
代理母を求めて、凍結した受精卵が箱に詰められ、日本から米国に飛び立ったこともある。30代の夫婦の受精卵だ。夫婦は体外受精を何度も繰り返したが、妊娠の兆しはなかった。妻が以前に妊娠した際、病気になり、子宮内膜の状態が悪くなっていたという。
この夫婦が自分たちの遺伝情報を引き継いだ子どもをもつには代理出産してもらうしかないと産婦人科医は判断し、米国の医療機関に相談した。「受精卵を送ってほしい」と言われ、体外でつくった夫婦の受精卵を凍結して空輸。米国の医療機関で解凍し、代理母に移植した。しかし、妊娠にはいたらなかった。――(本書より)
内容(「BOOK」データベースより)
代理出産、卵子の若返り、多胎と減数手術、クローン技術の応用。ルールなきまま進歩する医療技術と、子どもがほしい夫婦の心のはざまを問う。
著者について
■小西宏(こにしひろし)
1956年、和歌山県生まれ。関西大学法学部卒。産経新聞社を経て1986年、朝日新聞社入社。広島、神戸、福井各支局、社会部、科学部などで生殖医療、移植、遺伝子を中心に医療取材に取り組む。現在、東京本社科学医療部次長。共著に『ポストシークエンスのゲノム科学(1)』(中山書店)がある。
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序章 急増する体外受精
第1章 不妊の原因を探る
第2章 揺れる患者のこころ
第3章 不妊治療の影
第4章 変わる家族像
第5章 不妊治療は安全か
第6章 受精卵は「人」か
第7章 日本は「生殖医療の後進国」か