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本書は、セックスレスカップルのセラピーを通じた実際の状況とその対策について、男性側、女性側それぞれにおこる問題を取り上げながら解説しています。男性側の問題のケースとしては、勃起障害、性的回避、膣内射精困難、早漏というタイプに分類し、男性のそれまでの生育環境や社会的位置、親との関係などをあぶり出しながら、それぞれの問題点を探っています。
また、女性側の問題のケースとして、性嫌悪症、性交疼痛症、膣痙というタイプに分類して同様に問題点を探っています。興味深いのは、膣痙の部分で、これは凡そ心理的な理由で“膣を閉ざして拒む”という現象が起こることをさし、本書では、妊娠への恐怖感が原因でこの膣痙を生じたケースが紹介されています。
本書の前半では、セックスレスの分類とその特徴が、カップル例をもとに詳しく説明されており、後半ではそれらの症状に対する治療と実践について、図を交えながら具体的に解説されています。
勃起障害に対する行動療法としては「ノン・エレクト法」を紹介、性嫌悪症に対しては「センセート・フォーカス・テクニック(感覚集中訓練)」を紹介しているといった具合で、他にも、性を拒絶する原因となっている不安材料を少しずつ解消していこうとする「系統的脱感作」というものも紹介されています。共通するのは、男女お互いの協力であることは言うまでもありません。その他、薬物療法にも触れられています。
最後の第6章では、紙上セラピーとして豊富なQ&Aが掲載されています。ここでは、これまでのセックスレスの症例がQ&Aという形に変わって紹介され、違う角度からの解決を図ろうとしています。このように本書は、タイトルの「セックスレスカウンセリング」という名の通りの内容となっています。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
セックスセラピーの第一人者による「性」なき男と女たちへのメッセージ!!いま、セックスがしたくてもできない男と女がパソコン世代、中高年カップルに増えている。病んだ現代社会を映し出すセックスレス・カップルへそれぞれのケース別に治療法を具体的に提示。
内容(「MARC」データベースより)
わが国のセックスセラピーの第一人者による、セックスがしたくても出来ない人々に勇気を与える本。男女別・年代別に障害の例を引きながら治療法を提示する。
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第1章 ヒトから性を奪う現代社会
第2章 性を怖がる男たち―男性の性障害
第3章 性を拒む女たち―女性の性障害
第4章 男のプライドと年齢への不安―中高年の性障害
第5章 性障害の治療―治療法と実践例
第6章 セックス・セラピー―誌上Q&A