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本書は、25年におよぶ継続調査のデータがもとになっており、そこから導き出される各種の考察には説得力が感じられます。アンケート調査の内容は、学校生活や家庭生活の全般にまで及んでいるので、性行動のデータの多面的な考察が可能になっているのが特徴です。
例えば、子供達が性情報を得る情報源についての考察において、学校・家庭それぞれの“楽しさ”の満足度と、性の情報源(友人、マスメディア、ビデオ、教育)の関係を指摘しています。性の情報源が「マスメディア」「ビデオ」だと回答している中学女子は、他の女子よりも友人イメージが“楽しい”という回答が少なく、“どちらでもない”が多いということが示され、本書では「学校にあまり適応していない生徒が、ビデオに最も影響を受けるような、性の問題に触れる環境に向かう可能性が示唆された」と考察しています。
本書は、全体に堅い文章なのでとっつき難い印象を持ちますが、“統計”という前提に立って本書の限界をわきまえる限りにおいては、その内容は貴重なものであり一読に値します。また、単なるデータの読み取りに終わらず、子供達のセクシュアリティの形成への議論や、性教育のさらなる改善へ向けた展望を述べており、教育関係者はもちろん、幅広く読まれることが望まれます。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
性意識、異性関係は変容したか?性行動の早期化は進んでいる?求められる性教育とは?中・高・大学生の「性」の実態を、25年の継続調査結果をふまえ、最新のデータで読み解く。
内容(「MARC」データベースより)
日本性教育協会が行っている「青少年の性行動全国調査」第5回の調査データを、25年間の調査結果を踏まえながら分析・考察して、「若者の性」の現実を明らかにする。
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