日本の童貞 (文春新書)

著者:渋谷 知美
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写真5:日本の童貞 (文春新書)
価格:¥ 798
出版社:文藝春秋
発行年: (2003-05)
サイズ:新書
ISBN:4166603167

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■ 内容紹介

著者 渋谷 知美, 2003/06/11
童貞が「カッコいい」時代があった!!
 美徳から“ビョーキ”へのイメージの変化に、現代日本の性意識を読みとる(帯より)
今の男性をみていると、どうも童貞であることは「人に言えない恥ずかしいこと」のようです。しかし、1920年代の学生は童貞を誇りとし、「愛する人に童貞を捧げたい」と息巻いていました。いわば童貞は「美徳」でした。ところが戦後、性に対する価値観が変化すると、「童貞が増え、処女が減る」事態が報道されるようになり、70年代初めには「童貞=恥」とされるようになります。

そうなると、やれ「○歳までに喪失しろ」とか、やれ「恋人との喪失こそが正しい」といった規範を押し付けられ、あげくのはてに「童貞は病である」「童貞は外見で判断できる」といったトンデモな「常識」まで、まことしやかに語られるようになります。童貞について、あれこれ口を出さずにいられない社会とはどんな社会なのか、明治期〜現代の雑誌記事を素材に、歴史社会学の視点から、その秘密にせまります。

……というと、お堅い本に思われるかもしれませんが、笑いどころも数多く、楽しいものに仕上がりました。著者にとっては処女作ならぬ童貞作、ぜひお手にとってみてください。特に、かつて北方謙三のアドバイスを真に受けて、「童貞を捨てれば全て解決するんだ!」と思っていたあなたは必読です。


内容(「BOOK」データベースより)
女性からは「オタクっぽい」「不潔」と蔑まれ、医学者からは「包茎だから」「パーソナリティが未発達」と病人扱い。初体験を済ませたら一刻も早く忘れ去りたい、そして未経験なら隠していたい―だが、そんな「童貞」も一九二〇年代にはカッコいいと思われていた。戦前から戦後にかけての童貞にまつわるイメージの変遷のなかに、恋愛とセックスが強固に結びつき、男が女によって値踏みされるようになった日本社会の、性観念の変化を読みとる。


著者について
1972年大阪市生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程 単位取得退学(教育社会学専攻)。
現在、早稲田大学教育学部非常勤講師。


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■ 目次

第1章 「新妻にささげる贈り物」としての童貞――1920年代の学生たち
第2章 童貞のススメ――男の性の問題化と医療化
第3章 貞操の男女平等の暗面――「花柳病男子拒婚同盟」への反応
第4章 女の童貞、男の童貞――「童貞」という言葉の変遷
第5章 「恥ずかしいもの」としての童貞――戦後の雑誌言説
第6章 シロウト童貞というカテゴリー――「恋愛の自由市場」の一側面
第7章 「やらはた」の誕生――童貞喪失年齢の規範化
第8章 マザコン・包茎・インポ――童貞の病理化
第9章 「童貞は見てわかる」――童貞の可視化
第10章 童貞の復権?

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日本の童貞 (文春新書)紹介ページの最終更新日時 - 2008年11月23日 06:34:57
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