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本書は、“性”を軸にした中国文化史です。「かつては、宋、明、清の各王朝時代の性の統制、性の閉鎖性は厳しいもので、民俗の性生活は貧しいものだと単純に考えていたのだが、民間の性文物を大量に収集してみると、民間の性生活は豊かで活力があり、統制や閉鎖性は表面的なものに留まっていることが分かった」と言う著者は、古代人が生み出した漢字の中に生殖器崇拝が込められていることを指摘することを手始めに、春秋時代の君子たちがとった性の政策(国営売春)や数々の論争を紹介していきます。
例えば、無欲論、従欲論、節欲論という、春秋時代の哲人たちの思想を知ることで、中国思想の理解に深みが得られるのではないでしょうか。
また、中国におけるインモラルな行為の歴史にも目を見張るものがあり、欲望への飽くなき探求が、民衆や僧のあいだに存在していたことが伺えます。
注目は、やはり宮廷での性でしょう。本書では、「宮廷の歪んだ性」という章を設け、宮廷内の女官や宦官の性欲、男色の蔓延の様子などを紹介しています。((C) netman 「性の本棚」)
酒池肉林、房中術、近親相姦、異常性愛、肉刑、媚薬、宦官そして纏足。皇帝から庶民まで、歴代王朝が生み出した、このめくるめくエロスの世界を縦横に描いた画期的な中国通史。(「MARC」データベースより)
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序章 「原始、女性は太陽であった」のか?
第2章 君子たちの交わり
第3章 あくなき悦楽の探求
第4章 女の悦びと権力と
第5章 禁欲の鎖の陰で
第6章 宮廷の歪んだ性
終章 されど封建制の桎梏は