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ポルノや買春に対して寛容であることが、あたかも進歩的であるかのように錯覚されてすらいる現状に危機感を感じている著者による、ポルノ売買春擁護論者への批判の書です。個性というものが、社会、文化、時代の影響を受け、また逆に働きかけて行くことと同様に、セクシュアリティも社会的なものであるとし、第1章では男権制の視点からそのイデオロギーの考察を進めています。
第2章では、それらを踏まえつつ、ポルノグラフィの本質、買春、性暴力の実態について考察しています。そしていよいよ第3章以降で、ポルノグラフィ擁護論や買春養護論への批判を行っていきます。
結びの部分で「ポルノ、買春によって形成、維持、強化された“男権主義的セクシュアリティ”は、そもそも改善し得るのであろうか」と、著者は残された問題を改めて提起しています。「批判し続けなければならない」という覚悟の言葉で締めくくられる本書からは、社会的に強固な仕組みとなったものに対する困難さも伝わってくるように思います。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
ポルノ・買春の蔓延状況に鉄槌を!擁護論を展開する論客を徹底批判。
内容(「MARC」データベースより)
ポルノや買売春を、そしてそれを擁護する理論家を批判し、ポルノの蔓延を憂える人々に、現状を批判し続ける意思と倫理をもってもらうための本。セクシュアリティに関する原理的な問題からポルノ・買売春擁護論までを考える。
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第1章 男権制と男権主義的セクシュアリティ
第2章 ポルノ・買春と男権主義的セクシュアリティ
第3章 ポルノ擁護論の批判
第4章 ポルノ規制反対論の批判
第5章 買春擁護論の批判
第6章 売春擁護論・合法化論の批判