精子戦争―性行動の謎を解く

著者:ロビン ベイカー
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写真5:精子戦争―性行動の謎を解く
価格:¥ 2,310
出版社:河出書房新社
発行年: (1997-06)
サイズ:単行本
ISBN:4309250874

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■ 管理人のブックレビュー

著者は「私たちの性的な行動は、祖先から現在まで進化の力によってプログラム化され、形作られている」といい、この力は人の意識ではなく身体に向けられているといいます。このプログラムの中核を担っているのが、本書のタイトルにもなっている「精子戦争」とのことです。女性の身体が二人以上の男性から精子を取り込むと、それぞれの精子たちは卵子を受精させるという手柄を競って戦う訳です。

さらに、わたしたの性行動や感情や反応や行為の全ては、ほとんど無意識的に精子戦争をめぐって動いていると言い、この観点から人間の性行動を見てみると、全て新しく解釈しなおすことができると説きます。本書では、具体的なエピソードとその「精子戦争による解題」を並べつつ、その「新しい解釈」を紹介しています。

面白いエピソードとしては、シーン3の「濡れたシーツ──フローバック」が上げられます。セックス後30分から45分くらい後、女性の膣から精子を中心とした液体が漏れ出てくる現象を取り上げているのですが、これをただの不愉快な現象とか不妊の原因と考えず、動物界にも広く見られる「フローバック」と呼ばれるシステムなのだと言います。ここでは、頸管粘液の変化を取り上げつつこのフローバックの解説が行われています。

他にも、シーン12「マスターベーションの役割」やシーン16「ストレスと避妊」、シーン20「射精を見せる」など、興味をそそられるテーマが満載で、ドラマ仕立てのシーンの面白さとその後の解説の斬新さに、一気に読み進めてしまうことでしょう。((C) netman 「性の本棚」)

■ 内容紹介

内容(「BOOK」データベースより)
セックスの瞬間に何が起きているのか?セックスをめぐる男と女の知られざる戦略―数々の驚くべき新事実を解明して世界に衝撃を与えた話題の書。


内容(「MARC」データベースより)
人間の性行動の根本に"精子戦争"がある。この観点から導き出される数々の驚くべき事実。マスターベイション、オーガズム、レイプ、不倫等々が新しい意味を帯びる。キンゼー・レポートやマスターズ報告をしのぐ衝撃の書。


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■ 目次

1 世代勝ち抜き競争
2 ルーティン・セックス
3 精子戦争
4 不倫のコスト
5 密かな期待
6 失敗も一つの戦略
7 遺伝子ショッピング
8 オーガズム
9 セックスのテクニック
10 異性愛と同性愛
11 子孫繁栄の総得点

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精子戦争―性行動の謎を解く紹介ページの最終更新日時 - 2009年1月8日 15:24:02
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