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本書は、若き日のシュールレアリスト達がおこなった「性について語り合った集い」の様子をおさめた議事録ということなのですが、本書の内容そのものがシュールだ、という感想が浮かんでしまうものになっています。性についての探求と題されてはいても、その議論の内容は、時にいささか思慮不足で陳腐なものですらあると言えます。というよりも、本書はそういった読み方をされる対象なのではなく、彼らの行動、集いそのものが、シュールレアリズムの原理の実践であったと解釈すべきなのでしょう。
そういう意味では、非常にスリリングな対話が随所に見られますし、発言がそのまま読者への問い掛けとして胸に突き刺さるようなものもあります。セクシュアリティに関心があるひとよりも、シュールレアリズムに関心のある人向けの本です。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
アンドレ・ブルトンの残した草稿中から、1920年代に彼の主導のもと、若き日のシュルレアリストたちが集い、自身の「性」について赤裸々に語り合った討議録が発見された。本書はその記録全体を活字に起こしたものであり、作品を通して以上に、シュルレアリストたちの生々しい姿が至近でうかがえて興味深い。
性に対する嫌悪と、愛について悲観的な思考を述べる、痛ましいほど真摯なアルトー。同性愛に無理解にもかかわらず、アナルセックスを称揚し、「夢魔」を心から信じている奇怪なブルトン。
本書には、若き日のシュルレアリストたちの包み隠さぬ姿がそっくり留められている。折々、討議を遮る「怒号」や「抗議」の騒ぎが端的に示すとおり、「成熟の年齢」に達する以前のシュルレアリスムが、特異で強烈な複数の「声」が飛び交う「場」であったという事実が、この記録から鮮明に伝わってくる。本書が、貴重な一級資料たるゆえんである。
映画『セックス調査団』原作。
内容(「MARC」データベースより)
ブルトンが残した草稿から発見された「性に関する探求」の討議録。若きシュルレアリスト達が自己の性的な行動と思考を語り合った貴重なドキュメント。映画化「セックス調査団」原作。93年刊「性に関する探究」の改題新装版。
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性についての探究(一九二八年一月二十七日
一九二八年一月三十一日
一九二八年二月一日から十四日
一九二八年二月十五日
一九二八年二月七日、十七日ないし二十七日
一九二八年三月三日
一九二八年五月六日
一九三〇年十一月初め
一九三〇年十一月二十四日
一九三〇年十一月二十六日 ほか)
付録