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「人間の愛の根っこのところにあるのは、親子の愛と性愛である。それが“エロス”というものになり、世界全体を対象とした愛として拡がって行く。しかしそれは、一面では人間の破壊本能と結びついて、おぞましい形をとることもある」と述べる著者は、今日ほど人間の性行動と性風俗が急激に変わってきている時代は無いとし、そこに生じる性の問題や人々の行動について、基本的なことから犯罪行動まで、詳しく解説しています。
本書ではまず、人類の性欲の独自性について、それが本能から切り離されていること、そしてまた性欲を抑圧されていることを取り上げ、現代のジェンダーの様相に触れています。
さらに、サディズム、マゾヒズム、フェティシズムの心理について、著者の見解や資料を踏まえつつ考察して行き、それらが犯罪性にどのように結びつく可能性があるのかを述べて行きます。そして、性愛の対象が段々「モノ化」しているという指摘がなされており、この点は肯かざるを得ないところではないかと感じました。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
人の心の何が「狂気的」な快楽犯罪にかりたてるのか。人間の「性」について心理面から生物的な考察にまで言及し、現代人の「心の闇」を探る。この分野の第一人者による犯罪精神医学入門。
内容(「MARC」データベースより)
人の心の何が「狂気的」な快楽犯罪にかりたてるのか。神戸小学生殺害事件の心理分析ほか「性」と「犯罪」と現代人の「心の闇」を探る犯罪精神医学入門。1995年刊の改訂増補版。
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第1章 本能から切り離された人間のセックス
第2章 人間は性欲に支配されているのか
第3章 時代とともに変わる性の正常と異常
第4章 なぜ性の快楽と暴力の快楽が結びつくのか
第5章 性が犯罪に結びつくとき
第6章 異常性愛と犯罪との関係
第7章 誰でもが暗い衝動に駆り立てられるのか
第8章 神戸小学生殺害事件の心理分析
第9章 何が日本人の「性」を変えたのか