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「現代の性にまつわりついている奇妙な明るさは、権威や価値としての秘密意識やタブー感がうしなわれてしまったところに発生してきている」という著者は、本書において、拠るべき基準や権威がないところで議論を進めなくてはならない困難さをあげつつ、性を論じています。
本書の特徴は、ヨーロッパ古代人や韓半島の人々と日本人が交錯したところで性の問題を論じ、性という観点を通じた古今東西の比較文化論になっている点です。さらに、日本人のセクシュアリティを日本の固有性の中に閉じ込めず、アジア・ヨーロッパという広い展望の中に持ち出し、その普遍性と特殊性を明らかにしようと試みています。
本書の最終章では、シンポジウムの議事録が収めれていますが、その中で「韓国のフェミニズムは“長女のフェミニズム”だと思う」という発言があるのが興味深いです。韓国の家父長制的な儒教とフェミニズムとが重なっていることによって、自身に家父長制を持ちながらそれと闘って行かなくてはならない困難に言及しています。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
今や日本の女子高生の34パーセントが性交経験者で、援助交際についても普通の女子高生の間で話題になっているという。ポルノ・売買春・同性愛等々…もはや性は秘密やタブーから全く解放されてしまったのか。現代の性を論じることのむずかしさは、拠るべき基準や権威がない点にある。広くアジア、ひいては世界の視点で現代日本の「性」を探る。
内容(「MARC」データベースより)
ポルノ、売買春、同性愛等々、もはや性は秘密やタブーから全く解放されてしまったのか。拠るべき基準や権威を持たない現代の性を、広くアジア、ひいては世界の視点から見ることで探る。
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春画の思想
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