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本書は、日本のこれまでの社会が、「妊娠に始まり分娩に至る間の妊婦、産婦、褥婦、胎芽、胎児、新生児」について、それらをどのようなものと捉え、またそれらにどう対応してきたのかについて、その歴史的な変遷を追いかけています。併せて、出産を取り巻く状況の今日的な変化と、その背景にある生殖観および生殖を巡って提起される問題について考察されたものです。
当時の文献や絵図をもとに、それぞれの時代の人々がどのような出産イメージを持っていたのかに触れることができ、その変容と文化の流れをひとつのものとして捉えることが出来ます。文学と医学の双方に精通した著者ならではの一冊と言えるでしょう。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
性愛・受胎・出産をめぐる古来の諸見解から、出産の情景や儀礼の変還、性と生殖との分離をもたらす現代の生殖技術の発展までを展望。神仏の支配する領域から人の領域へ、さらに国家と科学による領域へ、とその様相を変えてきた生命誕生のドラマの意味を歴史的に問い直す。
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第1部 生殖の理論(生殖の理論と身体観
胎児観と発生論の図像)
第2部 妊娠から出産へ(月経観
懐妊
易産を求めた古代・中世人の心性
産死者の腑分け ほか)
第3部 子を産むことの意味(結婚
子を産み育てることの意味
受胎調節と出産管理
障害児の出生 ほか)