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本書には、「望まれない妊娠や出産を少なくし、生命の大切さを知ってもらい、あたたかい心をもった夢を持った人生を送ってもらうには、何が一番良い方法なのか、どういう戦略を立てていけばいいのか、暗中模索」という産婦人科医の著者による、診療エピソードの数々が収められています。
「避妊法は姑息的手段」と指摘し、「本当は子供達に生命の大切さを教えることが本筋で、それ以外は枝葉末節」と自説を語る著者は、中絶に関するエピソードにおいて、「避妊や出産は教えても、中絶がもたらす母体へのリスクの教育があまりにもおざなりである」ということに憤りを示しており、とても印象的です。
「望まれない子供(妊娠)をつくらないようにすること」が一つの目標であると著者は語りますが、本書からは、そのプロセスの困難さと、著者のため息と、そして、それでもあらためて前進して行かなくてはならないという決意を読み取ることが出来ます。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
生命の輝き 産婦人科医が「十代の性」の現実をえがく
産婦人科医として、十代の性の現状をつぶさに見てきた体験から、改めて「生命の大切さ」を考える。新しい生命が誕生する瞬間は、何ものにも代えがたい素晴らしいことである。少しでも望まれない妊婦や出産を予防したい、幸せな妊娠・出産・育児をしてほしい――そうした願いを込めて、子どもたちへ、教師へ、両親へ、「生命の輝き」を、性の問題を通して描く。
内容(「MARC」データベースより)
幸せな妊娠・出産・育児をするために、大人たちは子どもにどう対応していけばいいのか。そして、子どもたちは何を信じればいいのか。産婦人科医が、十代の性の現実を描く。
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はじめに
春の章
妊娠判定後/最近の出産事情/生むこと生まぬこと
/学校外での若者たち―援助交際/若者の性知識
夏の章
若い母と幼い子/妊娠の心配・奇形児の心配/子どもたちの分娩参観/生 理/妊娠初期のベビーを見る/子どものオリモノとオチンチン/体重超過は難産のもと―妊娠五カ月の心配/子どもたちの恋愛/性とは一体なに?/突然の出血
秋の章
生まれてくる生命たち/17歳の少女/息子たちとの会話/子どもにとって一番よい環境/子どもの赤ちゃんへの思い/子どもの叱り方/性別―男か女か/若い夫婦/出産前の心配事/陣痛誘発/相談員の悩み
冬の章
出産直前/若者の選択―育てること/若者の選択―生命と人間/出産直前の心配事/子どもたちと親たちと/新しい親の誕生/二人の姉妹/産後の育児/相談員の苦悩と当惑/大人の性と子どもの性/子宝
/避妊について/それぞれの妊娠
終章 めぐりくる春に向けて
おわりに