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障害を持つ人たちの性とその周辺の人々や協力者に関する、その実態や問題点、課題といったものは、ベストセラー『セックスボランティア』によって一般の多くの人々の知るところとなりました。しかし、それ以前にもそういったテーマを真摯に扱った本が何冊か出版されています。本書は、そんな中の一冊です。
身体障害を持つ人たちの性、知的障害を持つ人たちの性、そしてボランティアたちによる性の面での援助について紹介・考察がなされています。
本書は表面的なルポルタージュやドキュメントではなく、障害を持つ人たちを取り巻く専門家たちによる、「性のノーマライゼーション」を目指した提言の書です。誰もが、自分の生き方を時分で決定する権利があるように、障害を持った人たちにも当然、自己決定権があります。そして、自分の性に関することを自己決定する権利もあります。
しかし、これまでの社会においては、「セクシュアリティの存在しない人々」というような暗黙の了解が存在していたのは否定できない事実ですし、このような意識が「性のノーマライゼーション」を阻害する一番の元凶だと気付かされます。
本書では、あくまでも淡々と専門家による解説や考察が行われていきますが、それらが示す事実を通じて、自らの視点やスタンスを再検証することが出来るものと言えます。取り扱われている範囲は広く、一般の人が「心のバリアフリー」を達成するための入門書としても大変有効です。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「MARC」データベースより)
これまで特別なものとしてとらえられてきた障害を持つ人の「性」。障害を持つ人の性の現状や、その権利をどう保障してゆくかなどについて、専門家が解説する。
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障害をもつ人たちの「性」の歴史と今日の課題
「性」に関する基本的理解―ジェンダーについて
障害をもつ人たちの「性」の理解―医者の立場から
脊髄損傷者の「性」
重度脳性マヒ者の「性」
進行性筋萎縮症者としての「性」
軽度肢体障害をもつ人たちの妊娠・子産み・子育て
肢体障害関係施設における「性」の問題
身体障害をもつ人たちの「性」に関するQ&A
知的障害をもつ人たちの「性」
結婚生活に関する基本的援助〔ほか〕