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本書は、著者の提唱する“都市民俗学”のひとつの成果と呼べるものです。都市民俗学とは、現代のバーチャルなつながりとローカルなネットの関わりや、個別の個人生活と家庭同居者のつながりを、世相解説しようとするものです。
著者は「個人の内省をもとにした実体験を、世相の変化の中に位置付けて、未来の方向を予言するのが都市民俗学ではなかろうか」と述べており、本書においても、著者自身の悩みや疑問といったものが多く顔を出していることが伺えます。
具体的な内容としては、処女思想や売春、夜這いについての、近代以前と近代の考えの変化、そして最近の世相のことから始まり、その後、近代に横行した「処女」という幻想について、セーラー服フェチの展開とその原因から考察しています。
これらだけでも個性的な書物という印象を受けますが、さらに、水子供養の流行についても掘り下げられており、注目に値すると思われます。読後感としては、この都市民俗学は、いわゆる“風俗史”とは違ったテーマと切り口を見せてくれるものと感じました。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
本書では、性と子育てについて、民俗学の立場から考え直して、未来を語っていく。
内容(「MARC」データベースより)
「女性の皆さん、処女でないと結婚するのは嫌だというような男とは別れなさい」 恋の世相変化、売春の民俗、セーラー服という民具などといったテーマで、性と子育てを民俗学の立場から考え直し、未来を語る。
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第1章 恋の世相変化
第2章 売春の民俗
第3章 セーラー服という民具
第4章 水子供養はなぜ流行る
第5章 子育ての民俗
第6章 母の家から知縁の家へ