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セクシャル・マイノリティというと、まだまだ心の壁、心の距離を感じる人が多いでしょう。というより、そういう風に感じる社会なのだと言えるかも知れません。彼らマイノリティ達の多くが「自分らしく」生きることに困難を感じている現状は、著者いわく、すなわちこれは人権の問題であるのだと言います。
マイノリティたちが、単に少数の人だという意味だけでの“マイノリティ”として、その人権を、つまり自分らしく生きることが出来るという社会にしようとする、そんな静かな熱意を感じることのできる本です。
更には、社会の常識と感じられている様々なイデオロギー、例えば「子供がいないと幸せではない」といったものを取り上げながら、なぜセクシャル・マイノリティが自分らしくありえないのかということを、社会の構造や共同幻想といった視点からも考えられています。
本書は子供達に向けてはもちろん、ぜひとも親や教育者の方々に広く読んでもらいたい内容になっています。同性愛というものを概観しつつ、しっかりとそのリアリティと問題点がつかめるつくりになっています。同性愛について知りたいと思われたら、まず本書を読まれることをおすすめします。((C) netman 「性の本棚」)
同性愛に関する正確な情報と状況、新たなライフスタイルのための視座を提示し、同性愛者・異性愛者がともに真に共生できる未来への可能性を探る。「同性愛の基礎知識」(あゆみ出版 96年刊)の改題改訂。(「MARC」データベースより)
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第1章 同性愛の基礎知識(同性愛は「異常」「倒錯」「変態」ではない
多様な性のあり方がある
「原因論」にふりまわされるな ほか)
第2章 同性愛者の置かれている状況(自分を隠さざるを得ないつらさ
思春期を奪われる同性指向の子どもたち
奪われる生存権・生活権 ほか)
私たちのライフヒストリー(仲間との出会いの場が勇気と希望を与えてくれた(小早留美×間名汀子)
インターネットがつくる新しい交流のかたち(高橋タイガ)
共感しあえる仲間がいてこそ、偏見と闘っていける(新井敏之))
第3章 新しいライフスタイルを求めて(カミング・アウトは新しい関係を創る「過程」
同性愛者だからこそ見えてくる新しい関係性
「幸福の方程式」―同性愛者を抑圧する社会は異性愛者も抑圧する ほか)