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出版社/著者からの内容紹介
売春婦たちのパフォーマンス・アートとプラトンのテクストが時代を超えて遭遇する。覇権的言説での「他者」である女、さらにその周縁に位置する「他者の他者」とされ売春婦=哲学者の視点から、ヒエラルキーを突き崩し、ポジティブな性と身体を構築し直す。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ベル,シャノン
1955年、カナダ・マニトバ州生まれ。ヨーク大学政治科学博士号取得、ウィニペグ大学文学士号取得。インディアナ大学助教授。専攻は古典政治理論、女性学理論、法理論。Bad Attitude/s on Trial:Pornography,Feminism,and the Butler Decision.(未邦訳)Whore Carnival.(邦訳『セックスワーカーのカーニバル』第三書館)
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謝辞
1 売春婦の身体を読み、書き、書き直す
(1)ポストモダニズム
(2)手法
2 プラトンのテクストからヘタイラを読む
(1)哲学するクリトリスの立場から読む
(2)フェミニズムのプラトン解釈
(3)神聖娼婦とその世俗化した後継者――ヘタイラ
(4)神聖娼婦の墓――『饗宴』
(5)風刺劇(バーレスク)の華――『メネクセノス』における売春婦弁論家
(6)『国家』第五巻――再読
(7)結論
3 近代における売春婦の身体の成り立ち
(1)ブルジョワジーのアイデンティティと「私でないもの(Not-I)」
(2)シャルル・ボードレール――近代の寓喩としての売春婦
(3)パラン=デュシャトレ――新たな人類学類型としての売春婦の誕生
(4)ウィリアム・アクトン――悪い売春婦の道徳的類型学
(5)「伝染病予防法イギリス王立委員会」――売春婦の身体の制度化
(6)性的なものとなった売春婦の身体――病理学と倒錯
(7)結論
4 売春婦の身体を書く――フェミニズムによる再生産
(1)売春――公的な性の契約
(2)欲望、快楽、そして売春
(3)売り物としての二つの唇
(4)根源的な性と多元主義――倒錯者(売春婦)の空間
(5)結論
5 売春婦の身体を書き直す――売春婦の展望
(1)新たな政治主体としての売春婦
(2)売春婦の権利闘争
(3)WHISPER
(4)匿名売春婦の会
(5)結論
6 売春婦のパフォーマンス――女性の身体の聖祭理論家たち
(1)ポストモダンの美的価値観としてのパフォーマンス・アート
(2)フェミニズム・パフォーマンス・アート
(3)売春婦パフォーマンス・アート
(4)『ポルノ・スターの内幕』――クラブ90
(5)『ポスト・ポルノ・モダニスト』――アニー・スプリンクル
(6)性的進化の肖像――ヴェロニカ・ヴェラ
(7)『愛の商人』と『ハードコア』――グェンドリン
(8)『特定の階層の女たち』――ジャネット・ファインデル
(9)「スカーロット・ハーロット」――キャロル・リー
(10)結論
結び――アスパシアのサロンからスプリンクルのサロンまで
原注
参考文献一覧
売春婦というキーワードから見た私たちの状況――訳者あとがきに代えて/越智道雄