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出版社/著者からの内容紹介
不妊は、男性に原因がある症例も多数明らかになっている。だが、いまもって「子づくりは女性の課題」とする社会的な規範のために、不妊と男性をめぐる問題は表面化されないままである。妊娠から出産、育児までのあらゆる過程で男性がつねに/すでに関与しつづけているにもかかわらず、「子どもを産むのがいい嫁」という家父長制の残滓のために女性だけが責任を背負わされているのである。
その現状を直視し、「生命倫理」「臨床」「インタビュー調査」の視角から男性不妊に焦点をあてて“問題”として浮かび上がらせる。さらに、「不妊の医学的定義の歴史」を探り、「男性学」の知見から男性不妊とアイデンティティの関連性を明らかにするなど、多様な視角から不妊と男性の関係を掘り下げて考察・検証する。
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第1章 不妊と男性をめぐる問題系(不妊とは何か/不妊への新たなアプローチ ほか)
第2章 男性不妊治療の最前線(男性不妊症の分類/男性不妊症の診断 ほか)
第3章 不妊女性を支える男性たち(不妊検査・治療の特徴/不妊治療を受ける女性の心理 ほか)
第4章 男性不妊の歴史と文化(明治期までの不妊と男性不妊/明治期から一九四〇年代まで ほか)
第5章 「男性問題」としての不任―“男らしさ”と生殖能力の関係をめぐって(不妊へのまなざし/週刊誌における男性不妊をめぐる言説 ほか)