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本書は、ニューギニアの北東にあるサンゴ礁の島、トロブリアンド諸島の原住民の性をあつかった、文化人類学の書です。それまでは人類の起源や形成過程に強い関心を持っていた人類学者の中にあって、当時、著者と人類学者のラドクリフ・ブラウンの両名は、現存の文化や社会の構造の分析に全力を注ぎました。
さらに、著者は人間の赤裸々な姿そのものの解明と理解に体当たりでぶつかって行った点において、当時人々の共感を呼びましたが、学問的には本流とはならなかった経緯があります。しかし、とかく人間不在となりがちだった社会・文化人類学に与えた影響は大きく、そのことは本書を通じて今なお伝わってきます。
トロブリアンド島民の性に関する、およそ全てのことが克明にレポートされており、読者の目の前に鮮やかに再現されて行き、そのプロセスはとてもエキサイティングなものです。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
1914年からの4年間をメラネシアの島ですごした著者が母系氏族制の中での男女の恋愛・結婚および種族生活の諸関係を分析し、文化人類学に文化現象を共同体と切り離さず有機的に把えようとする機能主義の新しい方向を拓いた名著である。新版。
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種族生活における両性の関係
女性の地位
結婚前の性交渉
結婚への道
結婚
離婚と死別による結婚の解消
生殖と妊娠に関する考えと慣習
妊娠と出生
慣習的な放縦の諸形態
求愛および性愛生活の心理〔ほか〕