|
こちらの書店で購入できます。
|
| 「この本はおすすめ」という人は→ |
サドとマゾは一対のものとして、ごく当たり前に認識されているのが現状ですが、サディズムを知るにはサドの著作を読むと分かるのと同様、マゾヒズムを知るには本来マゾッホの著作を読むことが大切なはずです。著者は、「マゾッホを一行でも読んでみれば、彼の世界がサドの世界とまったく無縁のものだとすぐに感知できる」と指摘し、サドとの不当な相互補完性からマゾッホの世界を解放し、その独創性と優れた現代性を明らかにして行く、ドゥルーズならではの精緻でダイナミックな論考です。
本書は、ドゥルーズの著作らしい難解さがあり、いささか読み辛くはありますが、論旨そのものは明快である上に、SMへの理解があれば文章表現も容易に解釈できるものと言えます。ここはあまり難解に捕らえすぎず、マゾッホ再発見のプロセスを楽しむというスタンスも有効かと思います。
サド=マゾの成り立ちからその精神性、現実行動への反映といったものに興味のある方は、ぜひ一読ください。マゾヒズム観が深まること請け合いです。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
マゾヒズムはサディズムの裏返しではない―。不当に歪められた作家マゾッホの独創性とすぐれた現代性を証すフランス思想の巨星ドゥルーズの名著。
内容(「MARC」データベースより)
マゾヒズムはサディズムの裏返しではない。サドとマゾッホの相互補足性の限界を論じ、不当に歪められた作家マゾッホの独創性とすぐれた現代性を、神話学や記号学、文化人類学、臨床医学など広範な領域から読み解く。再刊。
|
こちらの書店で購入できます。
|
サド、マゾッホ、そして二人の言語
描写の役割
サドとマゾッホの相互補足性の限界
マゾッホと三人の女性
父親と母親
マゾッホの小説技法の要素
法、ユーモア、そしてイロニー
契約から儀式へ
精神分析学
死の本能とは何か?
サディスムの超自我とマゾヒスムの自我