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その言葉は広く知れ渡り、人々の間で、社会において、意識される機会が増えた“セクハラ”ですが、実際には男性社会の慣習という名の偏見や常識といったものが根強く存在していることは、残念ながら疑いない現状です。本書は、そのような現場において、セクハラの相談や被害解決に当たっている人々のサポートとなるように書かれた、実用的でコンパクトなハンドブックです。
セクハラの基本事項から法制度の実際、会社などの組織との兼ね合い・折り合いといったものまで、内容は大変実際的です。その特徴は、第2部「セクハラ被害救済の実例」にあらわれています。ここでは、「セクハラに関する10の神話」を取り上げ、それらに潜む誤解と偏見を暴いて行き、正しい理解と対応を促しています。
具体的には、「加害者だけでなく被害者にも責任がある」「本当に嫌なら抵抗できたはずだ」「セクハラには許されるものと、そうでないものがある」「セクハラと受け止めるかは個人差がある」「セクハラは不倫とどう違うの?」など、ついつい口にされたり流されてしまいがちな点が、あらためて検証されています。
本書は、こういった内容が100ページ足らずの中にコンパクトにまとめられており、これまでの裁判での判例や、相談窓口連絡先も掲載された、とても実用的なものとなっています。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
男女共同参画社会がうたわれているが、環境づくりとしてセクハラ救済の制度が確立されなければならない。本書では、東北大セクハラ訴訟原告側代理人であった著者が救済のための基礎知識と参考となる事例をわかりやすく説いている。
内容(「MARC」データベースより)
セクハラの相談や被害解決に携わっている人々の日常的な相談や解決、裁判での取り組み等に資するために、セクハラの定義、法的問題点等を明らかにし、均等法、人事院規則、今日までの裁判例を紹介しつつ、解決策を図る。
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第1部 セクハラ被害救済の基礎知識(セクハラは、どのようなことが問題とされますか?(定義)
セクハラは、どのような場合問題とされるのですか?(成立要件)
セクハラはなぜ問題とされるようになったのですか?(ある日の職場での会話)
セクハラを社会からなくすための法制度はどうなっていますか?その一(民間の場合) ほか)
第2部 セクハラ被害救済の事例(自分にも責任がある以上セクハラではないと言われています
逃げも抵抗もしなかったからセクハラではないと言われています
ストレスの多い社会だから油断した方が悪いと言われています
セクハラと言っても許されるものもあるのだと言われています ほか)