桶川女子大生ストーカー殺人事件

著者:鳥越 俊太郎 / 取材班
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写真5:桶川女子大生ストーカー殺人事件
価格:¥ 1,575
出版社:メディアファクトリー
発行年: (2000-10)
サイズ:単行本
ISBN:4840101590

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■ 管理人のブックレビュー

「事件が起きなければ変わらない」という法治国家日本の、いいえ、警察機構の愚かで悲しい現実が如実に表れた「桶川女子大生ストーカー殺人事件」。“ストーカー”という行為とその犯罪性を明らかにする契機となったとは言え、人の命というものはその犠牲としてあまりにも大き過ぎることは言うまでもありません。ましてや、警察の腐敗がその背景としてあったとあっては、無念の臍(ほぞ)を噛む思いです。

また当時の問題点として警察のみならず、被害者のプライバシーへの興味本位の姿勢というものがありました。結果として“桶川女子大生ストーカー殺人事件”という単語は、ストーカー行為の背景にあるスキャンダラス性と人々の好奇心を象徴するものとなってしまったのでした。マスコミと市民には今一度自省を求められていると言えるでしょう。

ストーカー行為、ストーカー殺人事件というものが社会に認識され、警察の腐敗と硬直性が指摘され、ストーカー規制法が制定される契機となったこの「桶川女子大生ストーカー殺人事件」は、今後も決して風化させてはなりません。((C) netman 「性の本棚」)

■ 内容紹介

内容(「BOOK」データベースより)
出会って2カ月後、男の異常性と殺意を感じ、遺書まで書いた猪野詩織さんは、その半年後の1999年10月、埼玉県桶川駅前で殺害されてしまう。執拗なストーカー行為、まったく動こうとしなかった埼玉県警、男の入水自殺…。事件には多くの謎があった。2000年3月、鳥越俊太郎がキャスターを務める報道番組『ザ・スクープ』(現『スクープ21』(テレビ朝日系))で、事件の真相が暴かれた。2000年9月、詩織さんと家族の悲痛な訴えを無視し続けた警察官3人に有罪判決が下され、同年11月にはストーカー規制法が施行。鳥越俊太郎が追い続け、日本民間放送連盟賞を受賞した『ザ・スクープ』の桶川女子大生ストーカー殺人事件。この事件は、あなた自身に、あなたの身内に起こるかもしれない事件でもある。


内容(「MARC」データベースより)
殺されることを予感して、彼女は家族に「遺書」を遺した。なぜ埼玉県警は動かなかったのか。なぜ彼女の実像は歪められ報道されたのか。鳥越俊太郎と遺族がともに戦い、事件の流れを変えた壮絶なドキュメント。


内容(「Amazon.co.jp」より)
   ストーカー規制法は、1999年10月の「桶川女子大生殺人事件」をきっかけに成立した。事件発生から法律施行まで、わずか1年1か月という異例なスピードであった。
   この法律の制定への動きを加速したのは、事件解明の過程で明らかになった警察権力(上尾署)の腐敗に対する世論の批判である。そして、その世論を喚起したのが、「ザ・スクープ」(テレビ朝日)というテレビ番組の5回にわたる特集企画だった。

   本書は、「ストーカー」というきわめて現代的なテーマを取材する過程で、「権力の腐敗」というもう1つの時代の病弊をえぐり出すに至る放送ジャーナリストの活動を、時系列的に記述したドキュメントだ。番組制作という時間的な制約もあって、冒頭から緊迫した記述が続いている。警察への質問状提出、その回答と当事者取材との食い違い、そして放映。錯綜する警察の再回答と展開する両者の攻防はスリリングなものだ。

   本書でもう1つ重要な役割を果しているのが、取材者と被取材者(被害者の両親)の関係である。この事件は、被害者のプライベートに関する、根拠のない報道が異様に過熱した事件でもあった。その経緯から、マスコミに心を閉じる両親に対して、取材班はどんな行動をとればよいのか? 父親に宛てられた鳥越の4通の手紙から、読者はマスコミの抱える課題もまた、感じ取るに違いない。(今野哲男)


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■ 目次

第1章 腐敗と決意
第2章 拒絶と接近
第3章 狂気と恐怖
第4章 退廃と前進
第5章 迷走と信頼
第6章 虚偽と追及
巻末資料(埼玉県桶川市における女子大生殺人事件をめぐる調査報告書
虚偽有印公文書作成、同行使被告事件
ストーカー行為等の規制等に関する法律)

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桶川女子大生ストーカー殺人事件紹介ページの最終更新日時 - 2008年8月27日 21:52:03
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