性かけがえのない―作られた嘘と偏見からの解放

著者:高文研編集部
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写真5:性かけがえのない―作られた嘘と偏見からの解放
価格:¥ 1,365
出版社:高文研
発行年: (1994-05)
サイズ:単行本(ソフトカバー)
ISBN:4874981461

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■ 管理人のブックレビュー

著者は本書において、「性は大脳と結びついている、いわばその人の人間性そのものだ」と主張しています。そして、そのかけがえのない性を悔いなく開花させ実らせるために、知るべきことは知っておいた方が良いという立場から、出版当時としては積極的に情報を提供しています。

男の子たち、女の子たちの座談会の様子など、こどもたちのストレートな意見がありのままに述べられており、社会を映す鏡として興味深いものがあります。

男の子達が気にする項目のひとつとして重要なキーワードは“仮性包茎”と言えるでしょう。本書では、医学的な見地はもとより、旧約聖書を引き合いに出しながら、割礼という儀式が恒常化している事実が「本来、男性は仮性包茎である」ということを逆説的に示している、と述べているのが面白いです。

他にも、性愛のパラドックスという側面から、男女の性行為の本質とオーガズムの意味を説いている点も、性教育の本としては特徴的な部分と言えるでしょう。((C) netman 「性の本棚」)

■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
ハンランする性情報の中、若い性も乱反射する。女子高校生の売春の手記をはじめ、混乱した若い性の現実をさぐりつつ、人間の〔性〕の本質から〔性愛のパラドックス〕まで、若い世代の知るべき《性の真実》を伝える。


著者について
梅田正己(うめだ・まさき)
1936年生まれ。高文研代表。著書『若い市民のためのパンセ』(高文研)他。

金子さとみ(かねこ・さとみ)
1943年生まれ。『ジュ・パンス』編集人。著書『高校生活ってなんだ』(高文研)他。


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■ 目次

はじめに

�女の子たち、「性」を語る
 ・女子高校生の「性」の現実
 ・“生き老人”にはなりたくない
 ・もしも“望まない妊娠”をしたら…
 ・あやふやで間違った「中絶」認識
 ・拒んだら、男性に嫌われる!?
 ・雑誌がふりまくおかしな性知識
 ・男子高校生たちからの反論
 ・おそまつだった性教育

�男の子たち、「性」を語る
 ・教室で貸し借りするアダルトビデオ
 ・ヌード写真を“鑑賞”する精神的な余裕なんかない
 ・性衝動は理性を圧倒する?
 ・下着ドロの心理とガールハント計画
 ・男子高校生のマスターベーション論
 ・“子種が尽きる”という珍説

�ウソと偏見の中の性
 ・商業主義がつくりだすウソ
 ・マスターベーション後の“空虚感”
 ・“罪悪感”とは関係なかった昔の日本の呼び名
 ・“文明開化”がもたらした歪んだ性道徳
 ・旧約聖書から生まれた「オナニー」罪悪説
 ・道徳主義を乗り超えて
 ・陽から陰へ──もう一つの“歴史的犯罪”
 ・無意味な“短小コンプレックス”
 ・“包茎有害説”の“仕掛け人”
 ・手術が必要なのは“真性”と“かんとん型”だけ
 ・手術の必要なんかない“仮性包茎”
 ・“仮性包茎”はむしろ自然でノーマル
 ・ユダヤ教の「割礼」から読み取るもの

�一女子高生の手記
 ───「愛よりお金」を選んだ、だれも知らない私
 ・一女子高生の“もう一つの顔”
 ・手記「『愛よりお金』を選んだ、だれも知らない私」
 ・編集部との〈一問一答〉
 ・「売春防止法」のタテマエの裏側で
 ・高校生たちの批判と共感
 ・〈売春〉にこめられた社会への抗議・人間不信
 ・売春とは“緩慢な自己破壊”
 ・“化石”になった心

�人間の「性」と「性愛」
 ・動物と人間の性はどこが違うか
 ・脳と結びついた性のしくみ
 ・人間の性は大脳が支配する
 ・ペニスの構造と勃起のメカニズム
 ・ヴァギナが濡れるメカニズム
 ・日本神話のなかの性
 ・セックスにおける男女の構造的な違い
 ・性愛のパラドックス

�“エイズの時代”の性と愛
 ・エイズの出現と広がり
 ・日本の「エイズ元年」
 ・血液の中に仕組まれた防衝システム
 ・免疫のしくみとその破壊
 ・「日和見感染」と発病
 ・エイズの三つの感染源
 ・いま考えられる感染経路はただ一つ
 ・コンドームを使うさいの鉄則
 ・日常生活での感染はあり得ない
 ・エイズ問題のもう一つの核心
 ・血液製剤による感染と「HIV訴訟」
 ・エイズの本当の敵は一人ひとりの中の恐怖心
 ・“愛の約束”を社会のモラルとして

�10代での性交(セックス)をどう考えるか
 ・現代日本の高校生たちの性意識
 ・“幸福追求”としての性がもつ光と影
 ・ドキュメントに見るアメリカの一〇代の性
 ・“望まない妊娠”と背中合わせの一〇代の性
 ・一〇代には重い、人生の選択に対する制約
 ・若い男性の中にすむ“虎”
 ・感動的なはずの初体験がなぜつまらなかったか
 ・かけがえのない性だからこそ

《補章》同性愛者からのメッセージ
 ・私たちは、どこにでもいる
 ・同性愛者も幸せになれる!

あとがき

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性かけがえのない―作られた嘘と偏見からの解放紹介ページの最終更新日時 - 2008年8月28日 01:29:52
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