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動物界ではオスとメスとでは見かけに格段の違いがあるケースが多い、とした上で、「性的交わりが互いの境界を打ち破り、見知らぬ領域に踏み込む行為であることに間違いない。だからこそ、その行為は今なお獣姦の香りを放ち続けている。似たもの同士の性交なんて、どこがおもしろいというのか」というセンセーショナルな前書きから本書は始まります。
動物と人間という種の違いを越え、ともに動物としてその情動や性的欲望に検討を加え、古今の「愛すべき動物と人間たち」について、宗教や神話、芸術といった分野における表現を紐解きながら、タブーの皮をはいだ“獣姦”に迫っていきます。
男性の羊飼いがいない理由、宗教文化が生み出した「当然の獣姦」など、取り上げられているトピックとその切り口にはあっけに取られるかもしれません。しかし、古来人間は「愛情」というものを文化的に分化してきて、それを取り払った後には動物的愛が残るということなのかもしれません。
著者のウィットにとんだ軽妙な文章に乗せられ、今までの文化の彼岸へ渡ってしまいそうな奇書です。((C) netman 「性の本棚」)
出版社/著者からの内容紹介
誰もがあえて避けてきた「禁断の領域=獣姦」を生物学者が、ウィットに富んだ知的な語り口で、赤裸々につづった欧米のベストセラー、ついに登場! 日本版監修には、エロティック・ヴィジュアル研究家、伴田良輔。古今東西の獣姦図版88点収録。肉体、精神、法律などのあらゆる面から獣姦を分析し、宗教や神話、芸術や文学、ポルノや広告におけるその表現に検討を加える。
誰もがあえて避けてきた「禁断の領域=獣姦」。案内人はオランダの人気生物学者。人間と動物とのエロティックな関係のベールを剥ぎ、人間の奇妙な性衝動の秘密を解き明かしていく。古今東西の獣姦図版多数収録!伴田良輔書き下ろし解説つき。(「BOOK」データベースより)
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第1章 けもののごとく/第2章 類は友を呼ぶ/第3章 わが同胞/第4章 愛くるしさの因子/第5章 世にも奇妙な子孫/第6章 生命の水/第7章 神と戒律/第8章 奇抜は変態のはじまり/第9章 永遠の喜び/第10章 ネコとベッドイン
古代・中世では獣姦は日常的?!/あなたは「猿人」とできるか?/むかつくほど好色なオランウータン/サル学者に女性が多いのはなぜか?/動物はどんな気持ちなのか?/交尾好きのボノボとならぴったり?
ミルクがお好き?乳首がお好き?/吸血は獣姦のはじまり?/獣姦は法律違反か?/もっとも人気がある獣姦は?/愛犬におぼれる女性たち/獣姦者は性倒錯者か?/愛さえあれば獣姦は変じゃない
みだらな考えは性器に勝る/性欲ではサルにはかなわない/一物を見て見ぬふりする愛犬家/人間はなぜ動物を去勢するのか?/愛は種の壁を超える