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本書は「乳がん全書」というタイトルに相応しい内容をもった良書です。460ページにも及ぶボリュームにも表れているように、早期発見のための具体策から、インフォームド・コンセントのアドバイス、手術法の紹介と入院前後のガイド、さらに再発予防のための治療や放射線療法の紹介、進行していたり再発したときの対応など、本書がフォローする分野は多岐に渡ります。
特徴的なのは、クオリティー・オブ・ライフ(生活・人生の質)の視点から、患者の不安や周囲の人々のケアのことや、日常生活での食事のアドバイスなどに触れられている点です。本書を読めば、乳がんというものの全体像が理解でき、乳がんに対する心構えや実践に役立つこと間違いなしです。
また、本書「乳がん全書」の背景には驚くべき出来事がありました。本書執筆中、企画編集担当の山下氏自身に乳がんが発見され、治療を受けられたとのこと。乳がんという、未だその原因がハッキリとは究明されていないこの病気には、常に大きな不安が付きまといます。
そんななか本書では、患者さんの不安を解決する方法や知りたいことの説明などが実に臨場感豊かに読者へ迫り正しい理解へと導いてくれますが、その説得力は著者と担当氏が体験されたことに裏付けられたものと言えます。乳がんへの理解と対策は女性に必須であり、その正しい理解と対策のために本書をお奨めします。((C) netman 「性の本棚」)
患者さんが治療の主役として、インフォームド・コンセントを受け、さらにQOL(生活の質)の向上を求めるには、患者さん自身が氾濫する情報の中から的確な情報を選び抜く力をつける必要があります。そうしたことから本書は、「知りたいことがこれ一冊でわかる」ことをめざし、具体的なことまで体系立てて説明されています。さらにまた、乳がんを克服するために大切な心のケアや日常のライフケアにも光を当てています。(出版社/著者からの内容紹介)
乳がんの早期発見、症状、検査、手術、入院、リハビリテーション、再発の予防と治療、乳房再建術、QOL(生活の質)を高める緩和医療―の実際と最新情報のほか、患者さんと家族の心のケア、QOLを高めるライフケア、代替医療、患者さんの体験記、情報収集法などなど、いろいろ知りたい乳がんのことを、この1冊に納めました。 (「BOOK」データベースより)
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私は乳がんにならない、と思わないでください―だれにも予防できない乳がん早期発見こそ"乳がんで死なない"予防法
一人で悩まないで!早めに受診を―乳がんの症状と検査
乳がんと告げられたら―インフォームド・コンセント、治療法選び、医師選び、セカンド・オピニオン
乳がん手術を受ける前に、知っておきたい手術法―乳がん手術の実際
入院とその前後―入院準備、入院生活、リハビリ、退院後の定期検診
再発の予防と治療に有効な治療薬―術前全身療法、術後補助療法、進行・再発乳がんの全身療法
再発の予防と治療に有効な放射線療法―乳房温存手術後の補助療法、局所進行乳がん・再発乳がんに対する放射線療法
進行していたら再発したら―進行乳がん、局所再発・遠隔再発(転移)乳がんの症状、治療の実際
乳房再建術を希望する人のために―乳房再建術の実際
本人と家族の心のケア―不安・心配・ストレスとの向き合い方、心の支え方Q&A集
QOLを高めるライフケア―日常生活からリンパ浮腫対策、更年期対策まで
QOLを高める緩和治療―乳ガン治療+緩和ケアの、緩和治療の実際
代替医療を考えるとき―統合医療としての導入
泣いて笑って、今がある―乳がん患者さんの闘病体験記
上手な情報収集