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本書は、生物学、霊長類学、文化人類学の最新の研究成果を持ち寄って行われたシンポジウムの内容をまとめ、世に問おうとして生まれたものです。ここでは、近親相姦を生物学的、進化論的に「適応」の一形態として考察したり、また、近親相姦というイメージが持つ象徴作用に着目し、行為ではなく想像の対象としての“近親相姦の意味作用”を論じるなど、骨太でラディカルな論集になっています。
文化としての近親相姦のみならず、生物学的、進化論的にそれを論じているという意味において、この問題の新たな側面と問題範囲の広さを感じさせる問題作と言えるのではないでしょうか。この領域における研究の今後に注目です。((C) netman 「性の本棚」)
内容(「BOOK」データベースより)
生物学、霊長類学、文化人類学の最新の研究成果を総合する世界的水準における初の学際的インセスト・タブー論。
内容(「MARC」データベースより)
生物学、霊長類学、文化人類学の最新の研究成果を総合し、文化人類学と自然人類学のあらたな地平をひらく。世界的水準における初の学際的インセスト・タブー論。
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1 最先端の自然人類学・文化人類学の知から(「間違い」ではなく「適応」としての近親交配(青木健一)
インセスト回避がもたらす社会関係(山極寿一)
インセストとしての婚姻(出口顕)
幻想と現実のはざまのインセスト・タブー―フロイトからレヴィ=ストロースへ(渡辺/公三))
2 コメント・批判・あらたな問い(インセスト・タブーについてのノート(西田利貞)
インセストとその象徴(内堀基光)
性と「人間」という論理の彼岸(小馬徹))
3 文芸の深みから(自然過程・禁忌・心の闇(古橋信孝)
自涜と自殺のあいだ―近親相姦序説(高橋睦郎))