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本書は、戦前の婦人運動家や革新的な婦人指導者と言われてきた人たちの“加害者性”というものをみつめています。とは言え、彼女達に対する告発を目的としたものではなく、「戦争協力という誤った道を婦人運動家や婦人指導者たちが選択していったのはなぜなのかということの検討を通じ、今日の女性一人ひとりの生き方と、フェミニズム運動に対する教訓と反省の一素材になればと思った」と著者は言います。
本書には、当時の出版物や議事録からの引用情報が非常に多く、それらを通じて当時の生々しさ、熱っぽさを感じ取ることが出来るでしょう。まさに戦前・戦中フェミニズムの偽らざる歴史と言えるのではないでしょうか。思想を体現する人々によってその思想はいかようにも姿を変え得る、という一例として大変興味深い内容です。((C) netman 「性の本棚」)
戦争に協力した婦人運動、フェミニズムというものは、どんな意図を根底に秘めていても、やはり間違っている。戦前の婦人運動家が行った「戦争協力」について検証する。 (「MARC」データベースより)
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序章 総動員体制と婦人団体
第1章 中央協力会議女性代表にみる「翼賛」
第2章 高良とみと羽仁説子の場合
第3章 戦時下における婦人運動家の「協力」と「翼賛」
第4章 戦時下「女子勤労」と"性"政策
終章 「加害」と「被害」の倒錯